FC2ブログ
秘密基地で彼は、
ウィスキーのボトルを
半分位空けてしまった。

会議の後の宴会でも
軽く飲んでいたから、
少しご機嫌になっていて可愛い。

いつもは私の方がお喋りで、
彼は優しく頷きながら
聞いてくれることが多い。

けれど酔った彼は饒舌になったり、
甘えん坊さんになるから、
それもまた良いのだ。

「今まで使っていたホテルより
(秘密基地の方が)ずっと落ち着く。
スゴくいい。」

彼は何度もそう言った。

それからはずっとイチャイチャ。

お風呂の後は飲んで食べて、
Hして、少し眠って、
目覚めればまたキスして、
イチャイチャして…Hした。

彼はとてもタフで、
回復力も持続力も凄いから、
私はもう…
トロントロンになってしまう。

朦朧としながら
彼にしがみつき、悶え、
甘い吐息を漏らした。

彼に開発されていくカラダ。

心も体も
彼で満たされる。

愛してる…。

たとえいつか終わりが来ても、
今この瞬間ふたりはひとつ。

愛しくて愛しくて、
抱かれているのに
涙が溢れるときがある。

悦びとせつなさが混じった涙。

それでも私は幸せだと思っている。

愛する人に愛されている。

それだけでいい。

彼は帰宅後のLINEの中で、
こう書いてきた。

“やっちゃ寝、やっちゃ寝だったね(笑)”

…思わず吹き出してしまった。

もう…そんなあなたが大好き。
スポンサーサイト



彼からお迎えコールが入り、
いそいそとお迎えに向かう。

私の目は
ハートマークになっているだろうなと
我ながら苦笑い。

彼を乗せて走る帰り道。

車は有名な夜景スポットを通る。

「うわー、綺麗だね。
なんだか夜景ドライブしてるみたい。」

彼と一緒にいるだけで、
それは何処でもparadise。

何を見ても、何をしても、
嬉しくて楽しくてはしゃいでいた私。

ふとルームミラー越しに彼を見ると、
優しく微笑んでいた。

早く抱きつきたい。

「あーん、甘えたい〜。」

「ほら、運転に集中して(笑)」

「はーい。家に着くまで遠足ね。
気を抜かないこと(笑)」

そして帰宅すると、
私は待ってましたとばかり
彼に抱きつきキスをした。

彼も甘い甘いキスを
たくさん返してくれた。

大好き、大好き、大好き。

キスが言葉代わりだった。


…to be continued
彼の会議場所まで
私の車で送迎することになった。

その日の夜は秘密基地にお泊り。

久しぶりのお泊りで、
嬉しくて仕方がない私。

だけど唯一、不安があった。

私は以前、軽自動車に乗っていた。
その会議場所まで
運転して行ったことはあるけれど、
今の車になってからは初めて。

その方面への運転は、
軽自動車の時も暫く行ってなかった。

ルートには、
難所と呼ばれる箇所がある。

今の車は彼に贈られたそれなりの車で、
しかも彼を乗せて行くのだから、
細心の注意が必要。

改めてナビも使い、
久しぶりに緊張感のある運転をした。

会議場所の駐車場に着くと、
少し奥まった所に車を停めた。

もう彼の知人がいても
おかしくない場所だから、
車の中でもあまりイチャイチャ出来ない。

それでも足元で手を繋いだり、
彼は辺りを確認して
軽いキスをしてくれた。

そういうところが大好き。

彼は私の手を取ると、
手の甲にもキスをして、
軽く噛んだ。

もう…キュンキュンしちゃう…。
彼は甘い意地悪をたくさんする。

私が弱いことを知っているのだ。

彼を会議場所に送った後、
お迎えまで数時間ある。

私はそこから、
行き慣れた日帰り温泉に行った。

温泉に入って、
マッサージをしてまったり過ごした。

そして軽めの夕食を済ませ、
紅茶を飲みながら、
お迎えコールを待った。

大体のお迎え予定時刻は聞いていたから、
有意義な待ち時間を過ごせた。

この後の彼との時間を思うと、
たまらなく幸せな気持ち。

早く会いたい。

離れていても、
あなたはいつも
私の心を独り占めしてる。

腹上死

なんでこんな話になったのか、
あまりにショックで覚えていない。

彼は言った。

もし自分が腹上死したら、
車に乗せて
どこか近所の
ショッピングセンターなどの
駐車場に放置して…と。

そのために預けておくと
彼の車のスペアキーを渡された。

「そんなこと…
そんなこと出来るわけない。」

「出来ないじゃなくて、
しなくちゃダメ。

なぎさを守るためでもあるし、

娘たちが
父親は他の女のところで死んだと
引きずってしまうから…。

どこかのお店の駐車場で見つかれば、
買い物に来たけれど
心臓発作を起こしてしまったんだなと
なるから…。」

私は彼にしがみついて、
顔を胸に押し当て、

「イヤ、もう聞きたくない。やめて。」

と話を遮った。

現実的には無理な話だ。

背の高い彼がそうなったら、
あまりに重く、
服を着せることも、
車に運ぶことも難しいだろう。

街中は防犯カメラが
あちらこちらにあるし、

特に駐車場のような場所は、
防犯上設置されているはずだ。

そもそも死因がハッキリしない死亡は
変死扱いで検視になるし、

プロの目は節穴ではない。

医者の目も、
警察の目も誤魔化せるワケがない。

そして誰よりも…
奥様が一番誤魔化せないだろう。

彼も、現実的でないことは
承知の上で話していたのだろうが、

それが彼の願いだと思うと、
複雑な気持ちだった。

私達にとって腹上死は、
まったく可能性のない話ではない。

腹上死ではないにしても、
不測の事態に陥った時、
私は冷静に
正しい判断が出来るだろうか。

いつも甘く楽しく
幸せな時間を過ごしている私。

こういった問題が
ふと頭をよぎることはあったけれど、
あまり深く考えないようにしていた。

けれど、
よりによって彼に突きつけられ、
この関係の闇を痛感した。

一緒に逝けたらいいのに…。

私の願いの方が
現実的ではない…。

リア充

最近、毎日が充実している。

自分がしたいこと、
好きなことをしているからだろう。

ずっと憧れていた
愛する人と生きる場所。

愛する人のために
食事を作ったり、
身の回りのお世話をしたり、

日々の暮らしの全てが
今は楽しく嬉しい。

私の人生で
味わうことのなかった
新婚生活のようなことを、

今この年齢になって
させてもらっている。

本当に幸せ…全ては彼のおかげ。

先日もアレコレ悩んで家具を買った。

その前の日に
彼から写真や動画をもらい、
それを見に行って決めた。

インテリアは彼も一緒に考え、
時間を作っては探してくれている。

一緒に見て回ることが出来ないぶん、
彼は彼で動いてくれて、
これはという物を見つけると
連絡してくれる。

今は毎日、
秘密基地のお部屋作りで買い物ばかり。

もう相当な金額を
遣わせてしまっている。

さすがに申し訳ないと思うが、
まだ家具は揃っていないし、
生活雑貨も足りない。

心苦しく思っていると、
彼はLINEに

“楽しんでくださいね”

と書いてきてくれた。

何も言わなくても
察してくれる勘のいい人。

もう私の金銭感覚や
考えることはわかっているのだろう。

そして、
部屋作りの買い物が楽しくて嬉しいと
彼に言ったことも
覚えているのだと思う。

それらを踏まえて、
先回りして、
そういうことを言ってくれる。

頭が良くて優しくて、
器の大きい人。

おまけにハンサムでダンディ。

こんなにスゴい男性に
めぐり逢えて、愛されて、
私は恵まれていると思う。

でも、いつも私ばかり愛されて、
大切にされて、幸せで、

私は彼を幸せな気持ちに
出来ているだろうか。

時々彼にそう言うことがある。

すると彼は、
私が喜ぶのを見るのが嬉しい
と言ってくれる。

…もう、どこまで素敵な人なの。

本当に…
本当にありがとう。

今まで生きてきて、
今が一番幸せです。

あなたが大好き。

心から愛しています。

miracle

とても些細なことだけど、
驚き、嬉しかったこと。

以前、記事に書いたことがあるが、
彼と私は
同じ歯医者さんに通院している。

お互いに付き合う前からだ。

ふたりとも、
住んでいる市区町村とは違うのに、
何故か同じ歯医者さんを選んでいた。

そして今月、
私は歯の定期検査とお掃除の為、
久しぶりに予約を入れた。

彼に予定をお知らせしたところ、
彼は手帳を見ながら笑った。

「俺もその日歯医者だよ。
しかもその時間(笑)」

「えっ?時間も一緒?
スゴい偶然!
だって私(彼の)予約知らなかったよ。
聞いてなかったもん。
ねぇ、ねぇ、
やっぱりふたり繋がっているんだよ。」

私は興奮して彼の腕にしがみついた。

スゴいね。
引き寄せあってるみたい。

繋がっているよ、私達。

何度もそう言って甘える私を、
彼はとても優しい笑顔で見つめていた。
新しい生活が始まったが、
まだまだ落ち着かない。

秘密基地は荷物が雑然としている。

基本私のひとり暮らし。

なのに彼は
私に不自由な思いをさせまいと、
いろいろな物を用意してくれる。

普段は節約したり、
物を大事に使って
無駄なことはしない彼が、

ふたりのお部屋で使う物は
惜しげもなく
高性能で高価な物を選んでくれる。

大体私が選ぶ物より
ランクを上げてくれる。

先日も設定に来た業者さんに、
いい物買いましたね〜と言われた。

高価なだけではない。

物を選ぶとき、
彼は必ずこう言うのだ。

「長い時間、
部屋で過ごすのはなぎさだから、
なぎさが好きなもの、
欲しいものを選んでいいんだよ。」

こんなにしてくれる彼に、
安らげる場所を作ってあげたい…。

そもそも部屋数も
ひとり暮らしのそれではない。

いまだにどの部屋を
どう使うか思案中。

生活しながら決めていこうと
彼と話している。

だから家具なども
これから買い揃えていく状態だ。

ふたりの時間が以前より増えて、
新たに彼のスゴいところや、
カッコいいところも発見した。

とてもマメ。

もともとよく気がつく人だと
思っていたけど、
私より家事的能力があるのでは…と
思う時がある。

それにちょっとしたDIYもお手の物。

本当に頼り甲斐のある人なのだ。

今までより
生活感のある関係になるのは、
嬉しい反面、身が引き締まる。

だらしないとか、
家庭的でないとか思われたくないし、

かといって
所帯染みてしまうのは絶対ダメ…
私自身がそれだけはイヤ。

先日、彼にお裁縫できる?って聞かれ、
ムキになって縫い物してみせたという
負けず嫌いの私(笑)

それが空回りして失敗すると、
彼と一緒にいても
ひとりで落ち込んで
暗くなってしまうから、

俺に料理を食べさせようとする時は、
一回ひとりで作ってからにしてねと
彼に言われた。

彼も最近は私の思考回路が
手に取るようにわかる様だ…。

そんな私たちの新しい春。

この春を、

私きっと忘れられないだろう。


 | ホーム |