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猫にゃん

「猫みたいだな。」

彼が笑いながら言った。

ソファに並んで座っていても、
いつも抱きついている私。

彼の顔や腕にスリスリしたり、
キスをする。

照れ隠しに

「にゃーにゃ。」

なんて言ってフニャフニャ甘えている。

あるとき彼が

「猫なら連れて帰るのに。
都合のいいときだけ人間の女に戻る。」

と言って悪戯っぽく笑った。

「それいい!
…でも、この猫(彼にしか)懐かない。

いつも(彼に)ベッタリで
変な猫って言われるよ、きっと。」

「そうだなぁ(笑)」

「…猫もいいけど
メルモちゃんもいいかも。

小さいときは胸のポケットとかに忍んで、
いつでもどこでも一緒。

でね、かまってもらうときは
大きく変身(笑)」

そんなバカな話も
彼はニコニコ聞いてくれて、
ぎゅっと抱きしめてくれたり、
キスしてくれる。

いつもずっとそばにいたくて。
あなたのそばにいたくて。

一緒にいる時間はとても楽しく、
あっという間に過ぎてしまう。

本当は帰したくない。
帰っちゃイヤ…そばにいて。

でも、そんな想いをグッと堪えて
笑顔でまたねってするの。

だけどきっと、
勘のいいあなたは気づいてる。
わかってる。

私のそんな気持ち。

だからこそ
笑顔で見送るの。

あなたが大好き。

…ずっとそばにいたいよ。

だからまたね。

また来てね。

待ってるね。

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

この記事の下書きを保存し、
買い物に出かけて帰ってくると、
彼がお部屋に来てくれていた。

「連絡くれたら外出しなかったのに〜。
出かけていても帰ってきたのに〜。」

と抱きついて言うと、

「昨日持ってくるのを忘れた
桃を渡して、すぐ帰るつもりだったし、
連絡したら用事の途中で
帰ってきちゃうと思ったから。」

…私の行動は全てお見通しの彼。

私の予定を尊重してくれるのは
有り難いことだけど、

あなたに会えるのが一番だから。

何より大切なことだから。
それより優先することなんてないの。

私の好きな桃。
食べさせたいと暑い中、
忙しいのに来てくれてありがとう。

いつも私のために…と
いろいろしてくれて嬉しいです。

本当に本当に、
ありがとうにゃ〜。

大好きにゃん♡
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今年の花火

去年のブログに書いた花火大会。

今年も行けなかった。

その花火大会は駐車場から
大会会場まで距離があり、

公共交通機関を使ったとしても、
大会前後の人混みの中を
私が歩けるか、彼は躊躇していた。

そしてなにより、
今年の花火は秘密基地で見るのを
楽しみにしていたのだ。

秘密基地から
複数の花火大会を見ることができる。

彼が部屋を探していたとき、
それが決定打になったそうだ。

本当は当日まで内緒にしておいて、
私を驚かせたかったが、
隠しておけなかった…と話してくれた。

そんな彼が可愛くて、愛しくて…。

引っ越してきた春先から、
ずっと楽しみにしていた。

そして先日、彼と見ることができた。

想像以上に近いところで花火は上がり、
部屋からほぼ真正面に見ることができた。

部屋の電気を消して、
二人寄り添い、花火を見上げた。

「スゴイね。
こんなに近くで見られると思わなかった。
…本当に綺麗…。
涼しいお部屋でピッタリくっついて
甘えながら見られるなんて。
嬉しいです。ありがとう。」

「喜んでくれて良かった。」

彼は私の肩を抱き寄せてキスをした。

今まで見た中で
一番綺麗な花火。

来年もここで、
二人の秘密基地で花火を見たい。

お腹に響く低い音、
ここまで漂う煙の匂い。

花火の一瞬の美しさと
この恋の儚さが重なって、
少しだけ…せつなくなった。

退院

約1週間の入院だった。

退院日、彼は病院の裏の目立たない所に
お迎えに来てくれることになっていたが、

当日所用で遅れることになり、
私はタクシーで帰ってきた。

部屋の空気を入れ替え、
休みながら片づけをしていると、
彼がやって来た。

「会いたかった…」

彼にギュッとしがみつき、
キスをねだって甘えた。

彼はそんな私を笑いながら抱きしめ、
優しくキスをした。

「元気そうで良かった。」

「…うん。大丈夫だよ。
心配かけてごめんね。」

ずっと会いたかった。
彼に触れて、
彼を感じて、
彼に…抱かれたかった。

ソファに腰かける彼に跨り、
体を密着させておねだり。

彼はこわれものを扱うかのように
私をそっと抱き、

「体、大丈夫かな。」

と少し遠慮がち。

「…大丈夫だから。
いつものようにして。

好き…大好き。
さみしかった。会いたかった。
早く…抱いてほしかった。」

彼の髪、おでこ、鼻、瞼、頰、
唇、顎、首筋、鎖骨…
私からたくさんのキスを浴びせた。

彼の体を私の舌先が走る。

…今日はたくさん愛したい。

愛されるだけじゃなくて、
あなたを愛したいの。

秘密基地のベッドの中。

あなたに抱かれて、
私はやっと…心からホッとした。

ここが私の生きる場所なの。

ここであなたとふたりきり。
いつまでも…。

愛してる。
あなたを愛してる。

入院(3)

週明け、退院することは出来なかった。

それどころか病状が思わしくなく、
元々の持病の悪化に繋がることから、
小さな手術をすることになった。

事前説明と書類には“手術”とあったが、
実際、短時間に行われたそれは、
素人感覚だと“処置”程度に思えた。

しかし、これがツラかった。

局所麻酔とあったが
本当に麻酔したのかと
疑いたくなるほどの激痛。

処置が終わってからも痛みは続いた。

今回は痛みとの戦いだなぁと
思っていたら、
夜になって今度は高熱を出した。

…おウチに帰りたい…。

ふたりの秘密基地。
ふたりのお部屋。

真夜中、真っ暗の病室で
さみしくなってしまった私。

会いたい…。
あなたに会いたい。

次の日、
そんな私の思いが通じたのか、
彼が会いに来てくれた。

私の大好物のメロンを片手に(笑)

病室が個室だから、
その点は少しだけ安心できるけど、
病棟内で知りあいに会ったそうだ。
それも二人も…。

やはり発症時、
彼に付き添ってもらわなくて良かった。

短い時間だったけれど、
彼に会えて嬉しかった。

ずっとずっと会いたかったから。

手を取りあったり、
軽くキスしたり、
彼の頬に触れた。

彼もまた私の頬を両手で包み、
優しく見つめた。

愛しい人…。
誰よりも大切な
大好きなあなた。

会いに来てくれて、
本当にありがとう。

入院(2)

私が通院している病院は、
地方の基幹病院のため、
時間外でも広く受け入れる
体制をとっている。

なので救急外来とはいえ、
待ち時間もそれなりに長い。

私のように、
緊急性が低ければ尚更だろう。

しかし脂汗を流していた私にとって、
それはあまりにツラく、
途方もなく長く感じた。

やっと私の順番になり、
問診、採血、
CT、レントゲン等の結果、

やはり私が危惧していた疾病だった。

そのまま入院。

幸い重症ではなさそうなので、
週明け再び検査をし、
専門医の診断を受け、
良ければ退院出来るかもしれない。

真っ先に彼にLINEをした。

すぐに返事が来た。

きっと心配して、
私からの連絡を今か今かと
待っていたのではなかろうか。

彼にとっても
長くツラい時間だっただろう。

そんな思いをさせてしまって、
申し訳なかった。

とりあえず病院にいれば、
彼も安心してくれるだろう。

彼とLINEをやりとりし、
ホッとしたのも束の間、

私の疼痛は続き、
その痛みも増していた。

持病の関係で、
通常の痛み止めを使うことが出来ず、
弱いものしか使えない。

そのため痛みは治まらない。
続くと言われていた。

私はベッドの上で七転八倒していた。

横にもなれない。
どちらを向いても痛い。

体の一部を引きちぎりたい…。

歯を食いしばり、
痛みをこらえ続けたが
午前中から続く痛みに疲れきり、
もう限界だった。

夜の検温に来た看護師さんに
他の痛み止めを使ってもらえないか
懇願した。

看護師さんが担当医に相談し、
違う痛み止めを使うことになった。

それはすぐに効いて、
やっと痛みから解放された。

全身の力が抜けて、
体が軽く感じるのと同時に
なんとも言えない疲労感に襲われた。

そして今度は
鉛のように重だるくなった体を横たえ、
脂汗と涙で
グシャグシャになったまま、
深い眠りに落ちた。

入院(1)

今、病室でブログを書いている。

昨日彼と基地にいるとき、
疼痛に襲われた。

私には持病があり、
他にも今までいくつかの既往歴がある。

始めは少しの痛みだった。

しかし時間をおうごとに
激しくなる痛み。
処方されている痛み止めが効かない。

…アレだ。

私の脳裏に20代の初めに患った
ある疾患がよぎった。

土曜日の時間外だったが、
かかりつけ医が大学病院の為、
診療科目にかかわらず
問い合わせてみた。

すぐ来るようにと言われた。

その頃には
痛みのあまり
体を海老のように折り曲げ、
スマホを握りしめ、
床に横になってしまっていた。

彼は心配し、
彼の方がツラそうな顔をしていた。

私の背や腰をさすりながら、
病院へ送ると言ってくれたけど、
私は断った。

時間外とはいえ大学病院。
それなりに人の出入りがある。

知りあいに会わないとも限らない。

私を支えながら歩くなんて
とてもさせられない。

タクシーを呼んでもらい、
見送るまでをお願いした。

それも本当は危ないのだけど、
そのときはふらつきながらの歩行で、
タクシーに乗り込むのがやっとだった。

タクシーに乗って横になり、
病院へ。

…ごめんね。
心配かけてばかりでごめんね。

なんでこんな体なんだろう…。

それまでこらえていた
痛みと悲しみ、

そして悔しさで
涙があふれてこぼれた。
私は彼の前では甘えん坊だ。

彼だけに見せる顔。

いつも彼にくっついて、
彼が他の部屋に行こうとすると、
金魚のフンのように後をついていく。

離れるのはトイレと
お風呂ぐらいだろうか。

それも時間が経ってくると、
待ちきれなくて
廊下をウロウロしてしまう。

洗面所で顔を洗っていても、
後ろから抱きついていたりする。

彼は鬱陶しがらずにいてくれるから、
私はいつも
ぴったりくっついて甘えている。

甘やかしてくれて、
イチャイチャかまってくれるのが
とても嬉しい。

長くつきあっても
変わらずそうしてくれるのが
たまらなく嬉しい。

彼は私を抱くときも、
最初の頃と変わらず
丁寧に時間をかけてくれる。

私の全てを愛おしむように触れ、
口づける。

時には情熱的にしてくれるのも
…好き。

私の意識が遠くなりそうになると、
彼は指を絡め、
しっかりと手を繋いでくれる。

私の大好きな恋人繋ぎ。

強く優しく握られた手を
私はギュッと握り返す。

離さないで。

私を離さないで。

いつまでもあなたの腕の中で、

私をあなたの女でいさせて欲しい。

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